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飲食店の新型コロナウイルス対策は衛生管理の徹底にあり!
- 2022/8/1
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衛生管理を徹底することでお客様から信頼されるお店を目指す
新型コロナウイルスの感染拡大が連日ニュースとなり、地域によっては不要不急の外出や集会などの自粛が呼びかけられています。街の飲食店などでは客足が伸びないところも少なくありません。この騒動がいつ頃収まるのかがわからないため、飲食店は厳しい状況が続くことが予想されます。新型コロナウイルスを完全な形で排除することができない以上、飲食店はしっかりとした衛生管理のもとで営業を行い、その取り組みをお客様に理解してもらうことが重要です。
衛生管理の基本となるのは、手指やカトラリー、取り皿などのこまめな洗浄・消毒です。テーブルはアルコール除菌を行い、使用済みの布巾は漂白剤などできちんと消毒しましょう。この機会に空気洗浄機や高温洗浄が可能な食洗機、紙幣・硬貨をさわらずに済むキャッシュレス化を導入するのもおすすめです。また、飲食をするときに直箸で取り分けたり、取り皿を使い回したりすると、ウイルス感染の原因になります。カトラリーと取り皿は人数分用意しておき、取り分けるためのトングなども常備しておくと感染防止に役立ちます。こうした取り組みをSNSやお店のブログなどで公開して、衛生管理をきちんと行っているお店だと信頼してもらえる努力をしていきましょう。
衛生管理をするうえで必要になるのは社員教育
衛生管理を徹底するという方針を決めたとしても、それを実際に行っていくのは従業員です。新入社員や新たなアルバイトを抱えているお店の場合には、衛生管理の基本から教育する必要があります。手洗いやカトラリーなどの洗浄・除菌、掃除の仕方など、手順や注意点を理解しながら作業に慣れるには時間がかかります。手洗いだけでもお店側から求められる手順があるため、新人は手を抜くことが許されません。
しかしながら、中・小規模の飲食店の場合には、新人教育に時間と手間をかけることが難しいこともあるでしょう。手が足りないから人を雇ったのに、教育で時間を取られるのは本末転倒だと考える経営者もいるかもしれません。それでも、今回の新型コロナ騒動のように、少しの油断がお客様の健康被害につながり、お店の評判を落とす原因になる状況では従業員一人ひとりに自覚が求められます。店内で教育を行うのが難しいときには、社員研修を専門に行っている企業に研修を依頼する方法もあります。衛生管理の大切さをしっかりと学ぶことで、現場での働き方にも自覚や責任感が生まれるでしょう。
衛生管理の質を向上させていく!
新型コロナ騒動の収束も見えず、お店の客足も伸びないとなれば、どうしても悲観的な思考に陥りやすくなります。しかし、こんな状況だからこそ、先を見据えた取り組みが求められるのではないでしょうか。衛生管理を徹底して、お客様が安心して利用できる飲食店を目指しましょう。従業員へ衛生管理の教育を行い、足りない部分は外部の研修会社を上手に利用します。そのうえで、手洗いや食器などのこまめな洗浄・消毒、衛生管理の取り組みの情報発信などを行っていくのです。衛生管理を日頃からきちんと行っていくという姿勢は、新型コロナ騒動が収まってからも食中毒などの防止につながっていきます。お店の財産を築いていくような気持ちで、衛生管理の質を向上させていきましょう。