- Home
- 組織開発, 人事労務・管理, ニュース(人財/人事関連)
- 95%以上の管理職が抱える悩みとは
95%以上の管理職が抱える悩みとは
- 2022/7/28
- 組織開発, 人事労務・管理, ニュース(人財/人事関連)
いま企業に求められていることは、従業員満足度の向上ではないでしょうか。従業員の満足度が向上することにより、業務における生産性や従業員の定着率の向上に期待ができます。そして、従業員の生産性が上がり、長く会社に所属してもらえれば、その会社のことを深く理解できているため、質の高いサービスの提供ができ、顧客満足度の向上にも繋がります。
従業員満足度を上げるためには、まず従業員がどのような悩みを抱えているのかを把握することが重要です。そこで今回は、管理職者がどのような悩みを抱えているのかを見ていき、その問題に対する解決のヒントをお伝えして参ります。
まずは、管理職者が抱えている悩みの実態について見ていきましょう。以下、産業能率大学 総合研究所による「上場企業の部長に関する実態調査」より抜粋。
現在の仕事におけるプレイヤーとしての役割を、「0%(なし)」から10%刻み(「1%~10%」、「11%~20%」…)で尋ねました。プレイヤーとしての役割が全くないのはわずか4.2%で、95.8%の部長がプレイヤーとマネジャーを兼務しています。加重平均を算出したところ39.9%となり、部長の業務の約4割がプレイヤーとしての仕事になっています。ちなみに課長調査では、98.5%がプレイヤーとマネジャーを兼務しており、プレイヤー業務の加重平均は49.1%でした。
管理職者へは、マネージャーとプレイヤーの役割が同時に求められる傾向が見受けられます。本来であれば、課長や部長である管理職には、マネージャーとしての役割を重視してもらいたいところですが、なかなか難しいのが実情かと思います。とはいっても、この状況が続いてしまうと、マネージャーとしての役割が疎かになり、管理職者の疲弊にも繋がってしまうため、組織としての機能が失われてしまう恐れがあります。つまり、企業に求められていることは、管理職者がマネジメントに注力することができる環境を作ることではないでしょうか。
また管理職者の悩みについて、もう一点、興味深い内容が同調査にありました。
部長としての悩みについて複数回答で尋ねたところ、1位は「部下がなかなか育たない」、2位は「部下の人事評価が難しい」、3位は「職場の(or自分の)業務量が多すぎる」となりました。
上記内容より、部下の育成や評価に課題があることが分かります。つまり、企業が取り組むべきこととしては、「教育制度」および「人事評価制度」の構築・見直しではないでしょうか。ただし、どちらも膨大な時間と労力を必要とするため、なかなか手を付けられない企業が多いのが現実です。
そこで、弊社H&Gでは、教育制度や人事評価制度を構築するためのサービスを数多く提供しております。教育制度であれば、定額制人財研修およびオンデマンド研修がセットとなった「グローイング・アカデミー(GROWING ACADEMY)」や、スキマ時間に学習ができる学習用スマートフォンアプリ「グローイング・モバイル(GROWING MOBILE)」などがございます。また人事評価制度につきましては、働く人を公正に評価し企業理念の実現を目指す「人事評価制度構築(H&G PERFORMANCE REVIEW)」のサービスをご用意しております。ご興味のある方は、お気軽にお問い合わせくださいませ。