秋のインターンシップで学生が求めているものとは

秋のインターンシップの季節となりました。皆様はもう実施されていますでしょうか。今回は、秋のインターンシップに参加する学生が、一体何を求めているのかをお伝えいたします。

まずはじめに、そもそもインターンシップとは何でしょうか?

インターンシップとは、一般的に「企業が学生に就業体験の機会を提供する制度」と認識されています。インターンシップは、特に大学3年生の夏ごろから参加する学生が増え、就職活動のスタートとして、業界・企業に対する調査や、働くことを経験したいという、積極的な学生が制度を利用する傾向にあります。また長期休みがある夏・冬では、参加する学生が多いため、それに合わせたインターンシップ期間を設けている企業が多く見受けられます。

対して、秋のインターンシップでは、夏休みが終わり学園祭といったイベントもあるため、参加する学生が夏と比べて少ない傾向にあります。そのため、インターンシップの実施期間が1~2日など短期的な企業が多いです。そのような中、秋のインターンシップに参加する学生は、一体どのようなことを求めているのでしょうか。

まず参加する学生は、夏のインターンシップに参加した学生と、参加できなかった学生に分かれます。初めて参加する学生は、仕事とはどのようなものであるかを把握したい意識が強いですが、既に夏のインターンシップに参加した学生は、自身が考えていた業界・業種のイメージと違いがあった、または、他の業界にも興味を持ち始めたことで、より業界・業種の調査意識が高くなっている傾向があります。

続いて、インターンシップの内容です。参加する学生は、前述の通り業界・業種の調査や経験を積むことを目的に参加していますが、中には、その会社で働きたいと強い就業意識を持った学生も多くいます。そこで、会社説明会などでは知ることができない、貴重な経験を求めているので、可能な限り、実際の業務に近い経験ができる内容を期待しています。ただし、あまりにハードな業務を取り入れるのは、学生の意欲を低下させてしまうリスクがあります。例えば、テレアポなどノルマがあるような業務は避け、企画立案や課題解決をグループワーク形式で行い、最後にプレゼンをしてもらうような、体系的な内容がおすすめです。

最後に大切なポイントとして、インターンシップでは学生に会社のことを理解してもらうことが目的です。そのため、普段通りのありのままの社風を学生に見てもらうようにしましょう。無理に良い会社を装って、ミスマッチを招き、入社後の早期退職を招いては本末転倒です。もちろん、残業を強要したり、単調な作業だけでは、学生が求める経験を満たせないため、学生本位の姿勢を忘れないよう心掛けましょう。

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投稿者プロフィール

株式会社ホスピタリティ&グローイング・ジャパンにて、
各種サービスの企画担当を経て、現在はマーケティング部門にて編集を担当。
学生時代は居酒屋店員として4年間のアルバイトを経験し、飲食店の現場事情に精通。
今でもお店を訪れるとスタッフの動きが気になってしまう、自称『店舗事情ウォッチャー』。

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