この記事で紹介している GROWING ACADEMY は、
2021年 6月 1日をもって GA PremiumGA LIVE+ へと生まれ変わりました。
有限会社珈琲新鮮館

有限会社珈琲新鮮館様 導入事例

今回お伺いしたのは、神奈川県相模原市に本社を置く「有限会社珈琲新鮮館」様。1994年に町の珈琲屋さんからスタートし、近年ではカフェだけでなく肉系居酒屋の運営からフードコンサルタント業までフィールドを広げています。GROWING ACADEMY[以下、グローイング・アカデミー]はご利用2年目、GROWING MOBILE[以下、グローイング・モバイル]は1年目です。2つのサービスを最大限に活用する方法について、代表取締役の沼田慎一郎様にお話を伺いました。

異業種交流で”どこの会社も言うことは同じ”だと気づいてもらう

グローイング・アカデミーをご利用いただいたきっかけは?

沼田様 以前は現場のOJTだけでしたが、同業他社などが外部研修を取り入れていると知り、弊社も取り組んでみたいと思いました。

研修で学んでほしかったことは何ですか?

有限会社珈琲新鮮館 沼田様
沼田様 何か教えたいことがあったというよりも、研修に通って他社の社員さんとディスカッションすることで、”どこの会社も言うことは同じ”だと知って欲しかったんです。日々教育的なことを言うのは、何もうちだけではないんだと。そういった意味で、グローイング・アカデミーでは、様々な業種業態の方々が参加されており、ディスカッションを多く取り入れているので、とても魅力的でした。

沼田様にもご受講いただきましたが、ご感想は?

沼田様 グループワークが印象に残っています。他業種の方からも話を聞けたのが面白かったですね。

グローイング・アカデミーのどんなところがいいと思いましたか?

沼田様 実践的でディスカッションを含むグループワークが多いところです。講座内容も幅広く、さまざまな階層の社員に対応できると思いました。

社員の方はどのくらい受講されていますか?

沼田様 年間8講座の受講を必須にしていて、いまのところ8割くらいの受講率です。

外国人スタッフにも参加していただいていますね。

沼田様 はい、日本語が堪能なスタッフの中には、年間12、3講座受けている人もいますよ。

先日、研修を受けてきたあるスタッフから「社長、”自主的”と”主体的”の違いがわかりますか?」と言われて面食らいました。いつの間にかこんなことまで話すようになったんだなぁと感心しましたね。

有限会社珈琲新鮮館 沼田様

チームビルディングはすべての社員に共通で受けてほしい講座

具体的に、どのように運営されていますか?

沼田様 いまは研修を定着させる段階なので、好きな講座を自由に8講座受けてもらっています。最近では評価制度にも取り入れて、受講数が査定のポイントになるようにしています。今後は、月に1講座、年間12講座くらいまで受けてもらうようにして、それぞれの社員の課題に合った講座を会社が指定して受講させたいですね。

どの社員にも受けてほしいと思うのはどんな講座ですか?

有限会社珈琲新鮮館 沼田様
沼田様 チームビルディングです。他人とどうコミュニケーションをとったらいいのかわからない若いスタッフも意外と多いんです。年齢が上がってきて店長になったときに、どうスタッフをまとめたらいいのかわからない人もいるので、研修で早いうちから学んでおいてほしいと思っています。

GAPシート(グローイング・アクション・プラン・シート)も活用していただいていますね。

沼田様 はい。グローイング・アカデミーでは講座受講後に、規定のアクションプランシートがあるので、講座の復習と学んだことを今後どのように現場で活かしていくかの目標を書いてもらっています。それを私に送ってもらえるので、私が一言コメントを書き込んだものを全員に公開しています。他の人がどんな講座を受けてどんな感想を持ったのかをシェアすることで、講座への関心を高められたらいいなと思っています。

気配り・目配りしてきちんと取り組ませることが定着のポイント

グローイング・モバイルをお使いいただいた理由は?

沼田様 ゲーム感覚で勉強できるのがいいと思ったのと、通学型ではなくモバイル型の研修なら、正社員だけでなくクルー(アルバイトスタッフ)にも気軽に受講してもらえると思ったからです。

スタッフの方の反応はいかがですか?

沼田様 グローイング・アカデミーもグローイング・モバイルもともに今回初めて評価項目の1つにしましたので、研修が評価にどれだけ影響するかという実感がまだわかない社員も多いようで、コツコツやるスタッフと、そうでないスタッフに大きく分かれる結果になりました。

どんな評価をしているのですか?

沼田様 グローイング・アカデミーは8講座以上、グローイング・モバイルも月に何点以上と決めて、これ以上であれば給与にプラスしますし、達していなければマイナスします。グローイング・モバイルでは、月に何問解いたかを可視化できるので、そこを上手く活用しています。

ただ、難しいなと思うのは、知っているのと実践するのは違うということ。たくさん学んでも現場で実践できなければ、研修の意味も薄れてしまいます。そこをどう評価するのかが今後の課題ですね。まずは、基礎的なことを全員ができるよう、研修で全体的なレベルの底上げしておくのが先と考えています。

有限会社珈琲新鮮館 沼田様

グローイング・モバイルを定着させるポイントは?

沼田様 全社で管理して徹底してやることですね。モバイル型研修は手軽なので、気をつけないと与えて放置になりがち。”やっておいてね”と言ってやるスタッフはほんの一握りですから、会社が目を配ってきちんとやらせることが大事です。

お知り合いの会社様にもグローイング・モバイルをお勧めいただいているそうですね。

沼田様 はい。手頃な料金ですぐに始められますので勧めています。

各自がゴールを目指して進むためには、すべてに優先して学びが重要

研修の成果を感じることはありますか?

沼田様 利用前と後を比べると、利益率の改善につながっているようです。接客の質を上げることにも貢献してくれていると思います。

今後、研修をどう活用していきたいですか?

有限会社珈琲新鮮館 沼田様
沼田様 いまはやれることは何でもやってみようという段階で、本格的な運用はこれから。オフィスを新設して事業本部を立ち上げたので、今後は教育担当者を2人置いて、学びが現場に活かされるような運用を考えたいですね。たとえば、教育担当者が各店舗を回り、グローイング・モバイルに取り組む+みんなでディスカッションする時間を30分間業務時間内に設けることなどを考えています。

研修を最大限に活用するにはどうすればいいと思いますか?

沼田様 どういう運用をするにせよ、大事なのはゴールセッティングです。「食にまつわる仕事を通じ、関わる全ての人たちを幸せにします」が企業理念で、”売上はお客様の満足料である”というのが我々の共通認識。一所懸命やった結果が売上なんだから、全力で売上を上げていこうといつも話しています。

そして、このゴールに至るために、すべてに優先して学びが重要だと私は考えています。ゴールは1つですが、そこに至る道は一つではありません。社員ごとにさまざまな成長の仕方があります。自分はどんなプロセスでゴールに向かえばいいのかを知るために、グローイング・アカデミーとグローイング・モバイルを最大限活用してほしいと思います。

有限会社珈琲新鮮館 沼田様

10人の経営者を育てる大きな夢も2つの研修で叶えていきたい

会社としての今後の展望を教えてください。

沼田様 2025年までに10人の経営者を輩出したいと思っています。働き方改革等の流れの中で、社員ではなく経営者として一緒に仕事をするスタッフが出てもいいんじゃないかと思うようになりました。実はすでに、肉バルと居酒屋を経営する株式会社ANCHOR GROUNDという会社を設立して、社員から社長を輩出しました。あと9人ですね。
有限会社珈琲新鮮館 沼田様

あと9人の経営者を育てるというビジョンに、研修をどう活かしていきたいですか?

沼田様 経営者になるには、目の前のお客様を喜ばせることだけでなく、数値管理やマネージャー業についての学びも必要になります。そういうところを研修で積極的に学んでいってほしいと思っています。

編集後記

飲食業を通じて”ありがとうの連鎖経営”を目指す、有限会社珈琲新鮮館様。最後に、毎年スタッフ全員に配布しているという会社のクレドを見せてくださいました。毎年デザインが変わるという冊子は隅々まで楽しい工夫が凝らされていて、スタッフ一人ひとりを大切に思う沼田様の温かい気持ちがあふれていました。2つの研修が、沼田様の夢を叶える一助になれば大変嬉しく思います。

お客様情報

会社名
有限会社珈琲新鮮館
従業員数
80名(2019年11月30日現在)
店舗数
9店舗(2019年11月30日現在)
資本金
300万円
業種業界
飲食店
事業内容
コーヒーの焙煎加工並びに販売、コーヒー関連商品の仕入れ・販売及び卸し、飲食店の経営、飲食に関わる各種コンサルティング業務
売上
500,000千円(2019年2月期 2社合算)
URL
https://coffee-shinsenkan.com/

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投稿者プロフィール

株式会社ホスピタリティ&グローイング・ジャパンにて、
各種サービスの企画担当を経て、現在はマーケティング部門にて編集を担当。
学生時代は居酒屋店員として4年間のアルバイトを経験し、飲食店の現場事情に精通。
今でもお店を訪れるとスタッフの動きが気になってしまう、自称『店舗事情ウォッチャー』。

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