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職場の雰囲気づくりは全員共通のミッション!同じ研修を受けて、認識統一を目指す!
ひろでん中国新聞旅行株式会社様 導入事例
今回お伺いしたのは、広島市中区にある「ひろでん中国新聞旅行株式会社」様。広島県を中心に、「ちゅーピーツアー」や「ふるさと応援団」などの広島発着の旅行プランを提案する地元密着型の旅行会社です。H&G CLUB[以下、H&Gクラブ]のオンデマンド型研修を利用したファシリテーション研修を年間約100回実施しています。そして、今年は新入社員研修も導入。実際にどのように活用されているのか、総務部 次長 藤本孝之様と、総務部 主任 荒谷佳余子様にお話を伺いました。
・オンデマンド型研修で全社員に同じ研修を
・8名のファシリテーターを選定し、研修を年間約100回実施
・みんなの意見を研修に反映して、より良い研修に
・目標は「職場の雰囲気づくり」につながること
・新入社員がプロの講師から教わりながら、モバイルで学習
・会社の未来はみんなで作り上げていく!
オンデマンド型研修で全社員に同じ研修を
はじめに、人財育成を始めたきっかけを教えてください。
色々な研修がある中で、H&Gクラブを選んだポイントはどこでしょうか?
現在はオンデマンド型研修を利用し、社内で集合研修を行っていると伺いました。
藤本様 そうですね。昨年は管理職向けのオンデマンド型研修を使用し、全社員に研修を実施しました。結果として、若手社員からは、「こんな上司がいいな」という理想の上司像が聞けましたし、逆に上司である管理職の方はこんな感じに部下から見られているんだ、という良い刺激になったのではないかと思います。
管理職として、改めて自分はそういう行動ができているかを考えてもらうきっかけになりましたね。若手には、「将来こんな上司になりたい!」と思ってもらうような方向にもっていきたかったのですが、逆に「こんな上司にはなりたくない!」という意見が結構出てきまして…内容を聞いてみると特定はできないけど、近くにいるんじゃないかな…というようなドキッとする意見も多かったんです(笑)とはいえ、管理職も若手も、お互いに目指すべき姿が明確になり、良い機会だったと思っています。
すごく良い機会になりましたね。
藤本様 はい、一般的な上司像…上司(管理職)ってこういうものという基準を共有できたのはよかったです。結局、そこにばらつきが出てしまいますので。また、管理職向けの講座とは言っていても、若手や中堅の社員が同じ内容を受けることで、いずれは自分もそうなるんだ、そういうスキルが必要になるんだというように捉えることが必要だと思いました。
8名のファシリテーターを選定し、研修を年間約100回実施
オンデマンド型研修を使った社内研修の実施方法を教えて頂けますか?
参加率がほぼ100%…すごいですね!しかも月に8回実施…年間で約100回も研修を行うのはかなり大変だと思いますが、荒谷さんがお一人でファシリテーターを担当されているのでしょうか?
藤本様 いいえ、違います。今、社内にファシリテーターが8名います。基本的には管理職の社員が担当しており、研修を実施する前にファシリテーターの勉強会を行っています。研修で利用するオンデマンド型研修の動画とテキストを実際に見ながら、進行や講座内容の理解度を一緒に確認して、こういうふうにしたほうがいいのでは、と方向性を決めた上で、毎月自分の担当の回をそれぞれ行っています。
荒谷様 ファシリテーターの勉強会の際には、受講した社員が提出してくれたGAPシートを開示して、講座内容のフィードバックも行っています。そのGAPシートの内容をもとに、次回どのように講座を実施するかを一緒に決めていきます。研修を受ける側もそうですが、ファシリテーター側もより理解を深め成長しましょう、という考えもありまして。参加するだけだと受け身になりがちですが、ファシリテーターをやるとなると、自身の学習にもつながります。運営する側にとってもすごくプラスですね。ファシリテーターの方々の研修に対する熱意がすごくあるから、本当に助かっています。
社内にファシリテーターができる人が8名もいるなんて本当にすごいですね。皆さんもともと講師などをされていたのでしょうか?
荒谷様 管理職の一部には、専門的な知識を人に教えることを経験していて、多少は慣れている人もいましたが、全員がそういうわけではないですね。今回の狙いとしては、新しいことを始めるので、やる気のある人にファシリテーターをお願いし、他の人を引っ張っていってほしいと伝えました。「研修に参加してよかったね!」という感想につなげていくことも目標にしているので、できるだけ参加者同士で盛り上がってほしいんです。
当初、ファシリテーターは管理職の方々ばかりでしたが、2年目は入れ替えを行い、管理職と係長で行うことにしたので、新しい方々にはこれから頑張っていただいて、どんどん他の方々を引っ張ってもらえたらいいなと期待しています。今まで受ける側だった社員がファシリテーターになれば、やはり目線が変わりますよね。そこでの成長も楽しみです。
みんなの意見を研修に反映して、より良い研修に
研修を行う中で、工夫されていることはありますか?
※1 GAPシート:Growing Action Planシート。研修後に行動計画を立てるために記入いただくもの
荒谷様 毎月行っているファシリテーターの勉強会で出てきたアイデアを反映して、研修のやり方を変えたりし、少しずつ改善しています。例えば、研修が終わった時に今まではGAPシートを記入してもらうだけでしたが、今では一人ずつ研修の感想を、みんなの前で共有してもらうようにしています。日頃、なかなか他部署の人と話すことがない社員もいるので、この場が交流の場になり、部署の垣根を超えた社内コミュニケーションにつながっていて、その点もよかったなと思っています。
ホワイトボードに「研修のルール」と「意識してほしいこと」を記載し、毎回の研修前にファシリテーターが参加者に案内しています。
目標は「職場の雰囲気づくり」につながること
社員の皆さんが同じ研修を受けることで、何か変化はありましたか?
雰囲気作りとは、どんなことですか?
藤本様 職場の雰囲気です。例えば、研修で習ったようにあいさつが自然にできる環境や、笑顔の作り方を実践できるのもいいですよね。学んだことをどんどん実践して、働きやすい雰囲気を作っていけたらいいなと思っています。
今後H&Gクラブをどうのように活用していきたいですか?
藤本様 継続することで研修を意識付けし、研修で得た知識や気づきを無意識に日常の行動に移せるようになることを目標に進めています。現在、2年目に入り、次の課題や方向性も見えてきましたし、オリジナルGAPシートも作成しました。ここからさらにサイクルを回して、最終的には全員で働きやすい環境を作れたらいいな、と思います。
新入社員がプロの講師から教わりながら、モバイルで学習
人財育成について、他にはどのような取り組みがありますか?
藤本様 毎年、新入社員には外部の研修を受講させ、ビジネスマナーや電話のとり方、あいさつなどを学んできてもらっています。今年は初めてH&Gの新入社員研修を利用させていただきました。
荒谷様 もともとは私が新入社員研修を担当しておりました。ただ、学生と社会人のマインドチェンジのためには少し厳しめに研修したほうがいいと考えた結果、やはりきちんとプロの方から教わることが重要だなと思い、外部研修を利用することに決めました。今までは関連会社の新入社員研修に参加させてもらっていましたが、今年はH&Gの新入社員研修を選ばせていただきました。
今回、H&Gの新入社員研修に切り替えたのには何か理由があったのでしょうか?
スマホでの学習ツールは、新入社員にとっては手軽に進めやすいですよね。
荒谷様 そうですね。新入社員に感想を聞いてみましたが、まず社会人としての常識でも知らないことがたくさんあったと言っていました。例えば、エレベーター内の立ち位置、応接室の席次とか。ビジネスマナーの基礎がクイズ形式で学んでいけるので進めやすいですし、早い段階で内定が決まった新入社員は入社まで数カ月の期間があるため、社会人になる前の準備として学習してもらえます。企業側も内定を出した学生たちがきちんと学習できているかどうかを管理画面で確認できますし、入社までしっかりとフォローすることができます。今年の新入社員が真剣に取り組んでいたのも、管理画面から見ることができました。
会社の未来はみんなで作り上げていく!
その新入社員の方も入社して研修を受けたばかりですし、これからどう成長していくのか楽しみですね。
藤本様 新入社員に職場の雰囲気を変えてもらうのではなくて、良い雰囲気づくりは全員でやっていきます。オンデマンド研修を実施し続けていき、その結果、最終的に会社がどう変わっていくか、どんな良い雰囲気に変わるか、全員で作り上げていく私たちの未来に期待したいですね。
お客様情報
- 会社名
- ひろでん中国新聞旅行株式会社
- 従業員数
- 48名(2020年6月1日現在)
- 資本金
- 15,000万円(2020年6月1日現在)
- 売上
- 240,000万円
- 業種業界
- 旅行業
- 事業内容
- 旅行商品の企画、販売
- URL
- https://www.topic-tour.co.jp/