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【2020年】求められるリーダーシップとは
- 2020/7/28
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オリンピックイヤーである2020年が幕を開けました。昨年は、「働き方改革」や新たな在留資格「特定技能」の新設における外国人労働者の雇用拡大など、企業に大きな変革が求められるきっかけとなった年となりました。
2020年になり早速、世界規模で注目を集めるニュースが多く飛び交っていますが、そのようなニュースにも関心を持ちながら、変化の激しい現代を生き残ることができる組織開発が、企業にはこれまで以上に求められてきます。
そこで今回は、2020年に求められるリーダーシップについてのヒントをご紹介して参ります。今回の記事が、皆様に少しでもお役に立ちましたら嬉しく思います。
「トップダウン型経営」
まず、従来の企業の階層について考えると、いわゆる「トップダウン型経営」が多かったように思えます。トップダウン型の経営では、上から下への迅速な意思決定によるスピードがメリットとして挙げることができ、またリーダーの人望が厚ければ厚いほど、部下との関係も良好となり、一体感のある組織へと成長することが期待できます。
しかし、リーダーが大きな意思決定を間違えてしまうと、会社への打撃は甚大なものとなってしまいます。またトップダウン型では、いわゆる指示待ち社員の増加も懸念されていました。
「ボトムアップ型経営」
そこで、もう一つの考え方として「ボトムアップ型経営」がありますが、こちらはトップダウン型とは逆で、現場からの意見を経営陣が吸い上げるような考え方であり、メリットとしては、お客様と実際に関わっている現場からの声を聞けるため、お客様の旬なニーズや生の声、現場の課題などを把握できるので、適切な施策や対策を実施できる点が挙げられます。またトップダウン型とは違い、現場の社員がある程度柔軟に意思決定ができるため、自ら考えて主体的に行動できる社員が育ちやすいのも特徴の一つです。
ただし、こちらもデメリットを挙げるとすれば、当然ながらトップダウン型と比べて、会社としての意思決定には時間がかかってしまいます。また、よく言われているのが、ある程度の裁量権を現場に与えてしまった結果、部署ごとに意見の対立が目立ってくるという懸念もあります。
どちらも企業を大きく成長させる魅力的なメリットがありますが、それぞれのデメリットを把握したうえで、上手な企業経営が求められてくるでしょう。
「サーバント型リーダーシップ」
そこで重要になってくるのが、リーダーとなる人間です。今後リーダーに求められてくるのは、「サーバント型リーダーシップ」です。いわゆる「支援型リーダーシップ」ですが、特徴としては、「ボトムアップ型経営」の考え方に少し似ており、部下を下から支えることによって、自由に考えて行動することができるような環境を作ることを役割とします。これにより、組織内のコミュニケーションが円滑となり、達成すべき目標を全員で共有しながら、社員一人ひとりの主体性の向上も期待ができ、組織全体の活性化に繋がります。
「公平性」と「透明性」
また、ここで特に重要となってくるのが、「公平性」と「透明性」です。部下の主体的な行動を目指すのであれば、日頃からこの2点については、強く意識するべきです。リーダーは常に「なぜ、このような商品を開発したのか」「なぜ、彼(彼女)を昇格させたのか」などを、チーム全員が納得でき(公平性)、把握できること(透明性)が求められてきます。この機会に是非、リーダーの在り方を見つめ直してみてはいかがでしょうか。
さいごに
また、グローイング・アカデミーでは、毎回、サービス業の第一線で活躍されている経営者や、専門家などのゲスト講師をお招きし、質疑応答や懇親会も実施。「経営者の同志を作る場」「現場から出た実践的な知恵、学び」を皆様にご提供いたします。