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Withコロナ時代!生き残りの鍵を握る店舗の省力化と社員教育
- 2022/8/1
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Withコロナ時代に進化の兆しを見せる店舗営業
新型コロナウイルスは依然として世界中で猛威を振るい、終息宣言が出される見通しはまったく立っていません。そして、第2派、第3派が懸念される中、ウイルスと共存するWithコロナの生き方が模索されています。生活必需品を扱うスーパーマーケットやコンビニはウイルスが蔓延しても開店を余儀なくされ、また第1派で大きな打撃を受けた飲食店はその存続をかけて店舗営業のあり方の改善を迫られています。そんななか、注目を集めているのが省力化のための施策です。
例えば、商店や飲食店では人の手をできるだけ介在しないために電子決済の導入が加速化しています。また、大手コンビニでは遠隔操作ロボット技術によって商品の検品・陳列を自動化する試みが始まっています。飲食店ではテイクアウトが一般化してきました。さらに、労働人口の減少対策として開発されたロボット居酒屋がコロナ対策として関心を向けられています。ほかにも、店舗を持たず、デリバリーに特化した複数の飲食店が調理場をシェアするクラウドキッチンなど、各業界ではさまざまな進化の兆しが見え始めています。
変化に対応できる人材の育成を
これらの変化は店舗で働く従業員だけでなく、店舗を利用するお客さまへも多大な影響を与えることは想像に難くないでしょう。たとえば、人との接触をできるだけ少なくするために、スマホによるオーダーシステムを導入する飲食店が増え始めています。しかし、すべてのお客様がデジタル世代というわけではありません。新しいシステムを利用するのに手助けが必要なお客さまもいるでしょう。ですから、このような省力化システムへの移行期には、お客様へのサポートが欠かせません。従業員には、社会的距離を保ちつつ、新しいシステムにすぐに対応できないお客さまへの対応が求められます。
従業員本人も衛生管理の徹底や業務内容の変化、省力化システムの導入など、多くの変化に対応しなければなりません。店舗では新システムに対応した業務マニュアルを準備すると共に、お客さまと従業員本人の健康を守るための社員教育を行う必要があるでしょう。そのために、公共機関などが感染防止の観点から飲食店の経営者、従業員への啓発動画などを作っているので、社員教育の一環として取り入れてもいいでしょう。また、社員教育を専門に行っている企業に研修を依頼するのも、ひとつの手段です。
お客様と従業員の安全を守るために省力化と衛生管理の徹底を!
新型コロナウイルスが蔓延する中、店舗営業を続けていくための手段として省力化が進んでいます。省力化のためには新しいシステムを導入すると共に、利用していただくお客様への対応が欠かせません。そこで、店舗は新しいマニュアルの準備と衛生管理の徹底、そして従業員育成を行うことが重要な課題となります。Withコロナ時代には、これまでの常識を覆す、発想の転換に柔軟に対応していくことが肝心です。
参考:
【東京都】接待を伴う飲食店等の経営者・従業員に向けた普及啓発動画を作成しました(第555報)
新型コロナウイルス感染拡大防止普及啓発動画
https://www.metro.tokyo.lg.jp/tosei/hodohappyo/press/2020/07/10/12.html