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新卒採用・選考がオンライン化する中で入社意欲を高めるには?
- 2022/7/26
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新卒の採用・選考のオンライン化が進んだ背景と学生の動向
新型コロナウイルスは、新卒の採用・選考にも大きな影響を及ぼしています。政府により企業に対する休業要請や自粛要請が出されたことにより、4月、5月は多くの企業が対面による新卒の採用・選考を中止し、オンラインによる新卒の採用・選考活動を余儀なくされました。6月に自粛要請が解除されてからは徐々に採用・選考を再開した企業がある一方で、再開の見通しすら立たない企業も少なからずあります。7月の内々定率は前年同月比で11.6ポイント減少、約半数の学生が就活を継続しており、内定が出た後も就活を継続する学生は多いことが特徴です。
参考:学情『2021年卒 内々定率調査 2020年7月』
それと共に、複数社から内定をもらっている学生の数も近年増加傾向にあり、それに拍車がかかっている状況となっています。採用・選考がオンライン化したためエントリーしやすくなった反面、内定をもらってもその企業で働くことがイメージできないという学生が少なくありません。また、受けたかった企業の採用活動が再開されていないケースも多く、自分なりに納得のいく就活ができていないと考える学生も少なからずいる状況です。
複数の内定先から自社を選んでもらうには?
複数の企業の内定を持っていても、就活を継続する学生も多く、自社から内定を出した学生が必ず入社してくれるとは限らないことから、企業にとっては厳しい状況になっています。そこで重要となるのが内定式です。企業が内定式を行う目的は、内々定をもらった段階では入社する意識がまだ薄い学生に対して、この企業に入社するのだという学生の意識を高めてもらうことです。
しかし、内定式を内定承諾の場としてとらえるのではなく、学生が抱える不安を払拭することにより自社に入社することを選んでもらうようフォローを行っていく場とすることが必要となります。内定式に出席する学生は、どのような人と仕事をするのか、入社した後に同期となる仲間にはどのような人がいるのかが気になるものです。こうした学生の不安や悩みを払拭でき、安心して入社できるきっかけとなる内定式を計画することが望まれます。
学生の不安を払拭し、自社で働く意識を持てるような内定式を開催しよう
入社してからどのような人と一緒に仕事をするのか不安に思っている学生が少なくないことから、役員、管理職や先輩新卒社員なども同席した懇親会を内定式に取り入れる方法があります。懇親会では、仕事内容を説明したり残りの学生生活の過ごし方などを伝えたりする機会にするとよいでしょう。また、入社後に同期として働くことになる仲間にどのような人がいるかを知りたいという学生の不安に対しては、内定者同士がコミュニケーションを取れるようなグループワークの機会を設ける方法があります。学生の悩みに寄り添った内定式の開き方に関しては、以下の記事を参考にしてみてはいかがでしょうか。