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新入社員のOJTを成功させるには?よくある失敗と気を付けたいポイントについて解説!
- 2022/7/28
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新入社員のOJTでよくある失敗とは?
新入社員のOJTを行うべきか、頭を悩ませる教育担当者も多くみられます。なかには、OJTが失敗してしまうケースもあるため注意が必要です。よくある失敗例について、事前にチェックしておきましょう。まず、よくある失敗例には「ルーティン作業ばかりになる」ことが挙げられます。まず業務の基本として、日報の作成・提出や顧客用のレポート作成などについて教える教育担当者も多いものです。このとき、重要になるのが「マニュアル任せの教育になっていないか」という点です。口頭で簡単な説明を行い、「あとは見本を参考にしてやってみて」とマニュアル任せの教育をするケースも多くみられます。
OJTをこのような状態で進めてしまうと、作業の手順そのものは覚えられても「その作業の持つ意味」まではなかなか理解できません。すると、時間をかけてOJTを受けても、ルーティン作業しかできず、「作業をやらされている」という感覚が強くなっていきます。作業の意味が理解できないままルーティンをこなすだけでは仕事に興味が湧かず不満がたまり、結果として新入社員が退職してしまうケースもあるのです。
また、「厳しく教育しすぎる」ケースも多い失敗例の一つです。新入社員に高い期待を持っているからこそ、「徹底的に指導したい」と考える教育担当者も少なくありません。しかし、初めから難易度の高い内容を詰め込みすぎたり、厳しすぎる教育を行ったりすると、新入社員の心身に疲労がたまってしまいます。なかには、「厳しすぎてついていけない」と心が折れて、退社してしまう新入社員も出てくるため注意が必要です。
新入社員のOJTを行う際の注意点と成功させるためのポイント
新入社員のOJTを成功させるためには、どうすれば良いのでしょうか。注意点と成功させるためのポイントには以下のようなものがあります。まず、ポイントとなるのが「自発的に動けるように教育する」ことです。OJTが失敗してしまう大きな要因の一つに、ルーティン作業ばかりになってしまうことが挙げられます。新入社員にこのような不満を持たせないためには、自発的に考えて動くスキルを身につけさせることが重要です。
例えば、「競合他社のデータを集めて資料を作る」という仕事を任せるとします。このときに、「なぜこの仕事が必要のか」「競合他社はどのような点に優れているのか」など、自分なりに調べてみるように指導することが重要です。こうすることで仕事に対する積極性や熱意が増し、自発的に動ける人材に成長するのです。また、新入社員側にも「目的意識」が生まれ、仕事に対する楽しさを感じられるようになります。
次に、「当事者意識やプライドを持たせる」ことも重要なポイントです。新入社員のなかには学生気分が抜けておらず、仕事を任されても人ごとのように受け取るケースがあります。このような状態だと、仕事に対する熱意もなかなか生まれません。仕事を「自分事」だと実感させるためには、新入社員のモチベーションを高めるための工夫が必要になります。まずはよく話しかけ、会社の一員として信頼関係を築くことが重要です。厳しすぎる教育は避け、心身に負担がない状態で働けるようにサポートを行います。また、企業の一員という認識を持たせるために、業績・収益グラフなどを見せるのも良いでしょう。会社の実情や数字を見せることで、当事者意識を高められます。
それに加えて、「選ばれた人材なのだからプライドを持って仕事を行うように」と伝えることも重要です。自分がどのような企業に属し、なぜ大勢の応募者・候補者のなかから選ばれたのか、意識させることでモチベーションアップにつなげられます。その結果として、仕事に対する興味を持たせることができるのです。
ポイントを押さえて効果的なOJTを行おう
新入社員といっても、性格や考え方は一人ひとり大きく異なります。個々と向き合い、試行錯誤しながらアプローチしていくことが大切です。また、よくある失敗例をチェックし、意識すべきポイントをしっかりと押さえておくことも重要です。効果的なOJTで新入社員・教育担当者の双方の成長を目指しましょう。