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自由に選べる研修とクリアな評価制度、月1回の面談で社員のモチベーションを高める
株式会社 くりこ様 導入事例
今回お伺いしたのは、神奈川県横浜市にある「株式会社くりこ」様。『くりこ庵』などの直営店37店舗で、たい焼き・和菓子・天津甘栗等の食品加工販売をしている会社です。GROWING ACADEMY[以下、グローイング・アカデミー]をご利用いただいて現在7年目。加えて、評価制度も導入していただいています。サービス導入のきっかけや成果について、代表取締役副社長の磯貝幸太様にお話を伺いました。
・“仕事より人間力”と気づかされたグローイング・アカデミー
・研修期間後には一人前の社員になってほしいという願いを込めて
・社員からの素朴な疑問の声を受けて評価制度をスタートさせる
・社員がみな持っている成長意識が会社にとって大きな”財産”
“仕事より人間力”と気づかされたグローイング・アカデミー
グローイング・アカデミーを導入したきっかけは?
他のサービスも比較検討されたそうですが、グローイング・アカデミーを選んだポイントは?
磯貝様 自分が受講したいと思う講座がたくさんあって、なんだか楽しそうだなと思ったんです。チームワークの高め方や、リーダーシップについてなど、それぞれの役職に適した研修内容が用意されていて「研修の種類が豊富だな」と感じました。費用面でも安いと思いました。研修=高いというイメージがあったので「こんなに手頃な料金でいいの!?」といい意味で驚きましたね。定額制のサービスであるため、従業員が増えても月額費用がかわらないのもよかったポイントです。
現在導入して7年目ですが、社員の方からはどんな声が届いていますか?
磯貝様 「学びの機会を与えていただいて、ありがとうございます」と言ってくれるスタッフがいたり、「受講後に自分でも本を買って勉強した」というスタッフがいたり。「会社は自分たちのスキルアップをきちんと考えている」と感じてくれているようです。これが、間接的に定着率の良さにつながっているのかもしれません。
人気がある講座は何でしょうか?
磯貝様 みなバラバラですが、若い女性スタッフにはホスピタリティに関する講座の人気が高いようです。「良かったよ」という口コミを聞くと参加してみたくなるようですね。
磯貝様から特定の講座を勧めることもありますか?
磯貝様も実際に講座を受けてみて、何か新しい気づきがありましたか?
磯貝様 「仕事よりも、まずは人間力」ということを改めて認識しました。たい焼きをいくらきれいに早く焼けるようになっても、人間力が弱ければ社員としての魅力は半減してしまいます。講座でこうした内容のことを聞き、「あー、やっぱりそうだよなぁ」と確信しました。今は店長会議などでも「人間力」という言葉を多く使うようになりました。
“人間力”というのは具体的にどんなことだと思いますか?
磯貝様 人への思いやりとか、仕事に真面目に取り組む姿勢、公平性、厳しさなどいろいろあると思います。
人としての魅力と一言で片づけてしまえばそれまでですが、喜怒哀楽をシンプルに伝え、相手を前向きにできる人は魅力的です。思いやり、真面目さ、熱意、愛情、公平性、厳しさに楽しさと多岐にわたると思います。
研修期間後には一人前の社員になってほしいという願いを込めて
グローイング・アカデミーはどう運用していますか?
基本は本人が受講してみたいと思う講座を自由に選んでもらっていますが、月1回面談を行っていて、そこで店舗でのスキルの習得具合とともに、グローイング・アカデミーの進捗状況や希望講座をヒアリングします。
この期間に受講させているのはなぜですか?
磯貝様 研修期間後には一人前の「社員」として店に立ってほしいからです。店舗でのスキル習得とグローイング・アカデミーの研修を並行して進めることで、「社員」として必要なスキルとマインドを身につけることができます。
頻繁に面談をしていらっしゃいますね。
磯貝様 月1の面談は、いわば何でも相談室。「自分がちゃんと店の戦力になっているのか不安」という悩みを聞いたときは、「そんなことはないよ、あなたのがんばりは他のスタッフの勇気づけになるし、店長の活力にもなっているんだよ」と励ましています。
御社は研修がすでに社内に根付いていますが、研修を定着させるポイントは何ですか?
なぜここまで社員教育に力をいれているのでしょうか。
磯貝様 今は人を採用するのが難しい時代。ですから、教育や待遇など職場環境を整えて、現場の声にしっかり耳を傾け、みなに成長してもらいたいんです。誰もが持っている成長意欲は会社にとって「財産」です。そして社員一人ひとりの「成長」が会社の成長につながると信じています。
社員からの素朴な疑問の声を受けて評価制度をスタートさせる
評価制度は運用2年目です。導入のきっかけは何だったのでしょうか?
制度を内製しようとは思いませんでしたか?
磯貝様 社内にノウハウがまったくなかったので、最初からプロに任せようと思っていました。また、自社に合わせてカスタマイズできると聞いていましたし、すでにグローイング・アカデミーを利用していて、担当者の方と信頼関係も築けていましたから、安心してお願いできました。
カスタマイズしたのはどこですか?
磯貝様 行動目標のところです。通常は6項目のところを、みなで話し合って9項目にしてもらいました。ただ、1年運用してみて、少し多すぎたかもしれないと反省しています。
導入して現場の方の反応はいかがでしたか?
磯貝様 はじめての取り組みだったので、評価するほうもされるほうも最初は不安がありましたが、1年運用してみて、いまは問題ありません。
実際に評価制度を導入していただいて、感想はいかがですか?
磯貝様 自分の日々の行動が給与に反映される緊張感が生まれ、売上に対して情熱が芽生えました。これまでは、どこか他人事だった売上や原価率、人件費などが、自分事に変わりました。
社員だけでなく、評価者にとっても気づきが大きかったですね。「ああ、この子はこんなことを考えているんだな」と頭の中が見えるので、「ならば、その思いを何とか叶えてあげなければ」と上長としての使命感に火がついたようです。
もちろん、思いがあっても行動に落とし込んでくれないと評価には結びつきにくくなります。でも、数字に表れなくても、上司と部下で思いを共有できるようになったことは、大きな成果だと思いますね。
社員がみな持っている成長意識が会社にとって大きな”財産”
これからの御社の展望をお聞かせください。
今後、グローイング・アカデミーと評価制度をどのように活用したいですか?
磯貝様 研修については、今後も継続していく予定です。グローイング・アカデミー導入当時はなかったグローイング・モバイル(学習用スマートフォンアプリ)も2020年から導入します。評価制度については、業績と行動の目標をより分かりやすく明確にして、個々のスキルアップを給与につなげ、ES向上につなげたいと思っています。
会社の成長にとって必要なものは何だと思いますか?
実は売上を5年前と今とで比較すると、売上が2倍になっているんです。5年前は約8億1,000万円、いまは約16億円。これもグローイング・アカデミーで社員が成長してくれたおかげだと思っています。
編集後記
“人の成長が会社の成長の礎”と明言される磯貝様。人間力のある魅力的なスタッフになってほしいと、毎月面談で声をかけている姿勢に、一人ひとりの社員を大切に思う気持ちがひしひしと伝わってきました。すでに長いお付き合いをさせていただいていますが、今後もグローイング・アカデミーと評価制度が、株式会社くりこ様の発展に貢献できればとても嬉しいです。
お客様情報
- 会社名
- 株式会社くりこ
- 従業員数
- 443名(正社員 57名、パート・アルバイト 386名)(2019年 10月 末日現在)
- 店舗数
- 37店舗(2019年 10月 末日現在)
- 資本金
- 1,600万円
- 業種業界
- 飲食料品小売業
- 事業内容
- 食品加工販売、たい焼き・和菓子・天津甘栗その他
- 売上
- 1,670,941千円(2019年 10月期)
- URL
- http://kurikoan.com/