CEOメッセージ
Message

貴社の現場で、こんな言葉を聞いたことはありませんか。
「研修は受けさせたが、何が変わったのか分からない」「コンサルティングに投資したが、効果を数字で説明できない」。
私たちは創業以来、サービス業を中心に事業を推進してきました。その歩みの中でたどり着いた確信が、「この産業の本質は顧客接点品質価値にある」というものです。人が人に接するその瞬間の品質が、満足を生み、信頼を生み、業績そのものを左右する。だから私たちは、この領域を「顧客接点の品質如何によって業績が左右されうる業界」と捉えています。そして、その視点で見渡すと、対象は伝統的なサービス業にとどまりません。銀行の窓口業務、製造業のコールセンター――顧客と直接向き合う機能を持つ企業へと、私たちの顧客セグメントは広がり続けています。ここまで含めれば、産業構造は、サービス業的要素を持つ産業の種類へと傾いていく。GDPの約7割、就業人口の約4分の3をサービス業が占めるという事実は、そのまま「顧客接点品質が問われる仕事」の広がりを意味しているのです。医療・介護・教育・物流・小売・飲食・宿泊・娯楽。私たちの暮らしは、この産業なしには一日も成り立ちません。政府も経済産業省や内閣府を挙げて、インバウンドを軸とした外貨獲得の担い手として、また生産性向上と海外展開を進める成長産業として、この産業に大きな期待を寄せています。2040年に向けて、産業構造はさらに顧客接点型へ傾きます。AIがどれだけ普及しても、人の気持ちを察し、場を整え、信頼を築く仕事は、機械には代替できません。
けれど、その現場は今も静かに悲鳴を上げています。感情労働の重さ、上がらないエンゲージメント、高い離職率、メンタルヘルスの不調、そして減り続ける労働人口。日本生産性本部の「第2回生産性白書」は、職場外訓練への支出が対GDP比0.34%と、米国の1.86%に比べ著しく低い水準です。人を「コスト」として削るほど、現場は疲弊し、人は去り、採用は難しくなる。期待と現状のGAPの正体は、この構造です。誰かの笑顔の裏側で、削られ続けた人がいる。それを見過ごすことはできません。
だから、私たちは人材を「コスト」ではなく「投資」として捉え、その投資の成果を証明します。経済産業省が掲げる人的資本経営、人材を資本と捉え、その価値を最大限に引き出す経営は、顧客接点を担う人材が主役の産業においてこそ核心です。人だけが価値を生み出せるのですから。私たちには、多くの店舗に関連する経営資源という強みがあります。この強みを活かし、現場の行動と状態を継続的に捉える動的データを獲得し、研修やコンサルティングに本当に意味があるのかという、業界が長年答えられなかった問いに、動的データとROIで答えます。行動変容を測定し、投資対効果を可視化する。研修業界、コンサル業界が果たせなかった効果測定を実現し、ゲームチェンジを目指します。もし、研修やコンサルティングに諦めを感じているのなら、その諦めを、私たちが終わらせます。
人への投資が離職率と採用コストを下げ、現場の生産性を上げる。その当たり前を、感覚ではなくデータで示す。難しい課題に正面から向き合い続ける。その先にこそ、日本の産業を支える大きな可能性と、他では得られないやりがいがあります。人と人が向き合い、感情を交わし、信頼を積み重ねる。この人間味溢れる業界で、ともに成長し、社会に豊かさを届けてまいりましょう。
取締役CEO
鬼武 辰憲